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ここ20年程で、情報は多様化してきた。
中でもSNSやSEO、動画サイトなどをうまく活用して宣伝、広告を拡散するインフルエンサーの台頭はマーケティング界隈にも大きな変化を与えている。
企業の有効な宣伝広告としても利用され、都道府県や自治体でも公的資金を投じて芸能人や個人のインフルエンサーに広告を依頼する例が相当数出て来た。
大手の会社でも、キャリア採用ならぬインフルエンサー採用を起用しており、インターネット社会においてその影響力は無視できないのは明らかである。
しかし、そんな中でインフルエンサー企業と言われたらどの会社の名前が上がるだろうか?
コンビニやモバイルキャリアの大手3社と言われたら、おそらく日本に住む人なら老若男女問わず同じ企業名が上がるだろう。
この業界にはまだそれが存在していない。
インフルエンサーが居る企業なら多数あるが、ほどんどが既に影響力のある個人をスカウトしているパターンだ。
「インフルエンサーを育成して抱えることのできる企業がどれだけあるか?」ましてや「それに特化した企業がどれだけあるか?」という仮説に至った。
インフルエンサーを育てる大手企業が無いことは、「インフルエンサーが有効なマーケティング手段でないこと」を意味するのでは無い。
現在の経営者やメンターをしている大人達がネット上での影響力の持ち方を知らず、育てられないのだ。
増え続ける企業や都道府県、自治体の広告需要に対して、供給のバランスが悪いことに気づく。
ここに大きな隙間産業があることに気づき、今回の創業の動機となった。
インフルエンサーを育成して抱える、マーケティング会社を作ることにした。